後頭神経痛（こうとうしんけいつう）とは、後頭部にある末梢神経の痛みです。筋緊張性頭痛、肩こりや首こりとも関係しています。

後頭部を走る神経の領域に一致して、後頭部を締め付けるような痛みピリピリ、チクチク、ズキズキ、ビリビリというような痛みが発症します。　痛みは強く、持続するよりは「出たり消えたり」するのが特徴的です。

後頭部には頚椎から4本の末梢神経、大後頭神経、小後頭神経、第三後頭神経、大耳介神経が走行しています。すべて頭のうしろを走行しており、この領域で何らかの原因によりいずれかの神経が圧迫されると神経痛症状が起こります。猫背や長時間のパソコン操作、肩こりがあると起こりやすくなる場合があります。

心当たりもなく急に頭が痛くなると、脳の病気ではないかと心配になりますが、後頭神経痛は命に関係する病気ではないのでご安心ください。ただ自己判断するのではなく念のため専門機関にて検査を受けることをおすすめします。

当院では後頭神経痛の症状は身体のバランスの乱れが原因の１つとしてあると考えております。

治療の第一段階としてまずは身体のバランスの修正を行います。

身体のバランスは４つのタイプに分かれます。
1. 右に傾いて、上半身・下半身共に右に捻じれている。
2. 右に傾いて、上半身は左に下半身は右に捻じれている。
この場合は右脚荷重になっています。

3. 左に傾いて、上半身・下半身共に左に捻じれている。
4. 左に傾いて、上半身は右に下半身は左に捻じれている。
この場合は左脚荷重になっています。

身体のねじれがあると左右均等に機能しなくなります、
その結果、同じ個所に負担がかかり痛みや違和感が起こると考えております。

バランスを修正すると今まで機能していなかった筋肉が働いてくれるようになり、動きが悪くなっていた関節も動くようになります。

それと同時に神経の伝達や血流も正常化していきます。

また、２つ目の原因として内臓の肩代わり(内臓が疲れたり、障害を受けた時にひどい状態になる前に他の部分に痛みや違和感などの症状を出して黄色信号を出している状態)が起きている方は、
東洋医学的に痛みが出ている場所によってどの内臓の肩代わりが起こっているのか判別できるので、そこへのアプローチを刺さない鍼や７色のテープで行っていきます。